雨引山へのご挨拶

1月7日の今日は春の七草の日

昭和天皇崩御の日

そして私の大切なじいちゃんの命日


5年前の今頃

私は悲しみと悔しさと無力感の真っ暗闇の中にいました


たくさんの知恵を授けてもらったのに

私は何一つじーちゃんに返せていない

悔しくて 悲しくて
周りが何と言ってくれようが

自分を責めた 悲しみから怒りに変わって

家族にも心を閉ざした


なんとか前を向こうと

誘われたアーユルヴェーダの仕事に進んでみるも

なんだかな、上に立とうとした人が私の求める人物ではないし

自分の求めるアーユルヴェーダではないと

モヤモヤしていた時に

当時インド号として活動始めたゆみさんのマッサージを知人から教えてもらった


ちょうどじーちゃんが亡くなって半年ほどの時。

そこからその年の夏の終わりには、ケララのカヌールで慣れないインド英語の

授業に四苦八苦していた。


カヌールで出会ったお茶目でパワフルなポイラン院長、

じーちゃんのように仕事熱心でなんでも自分で作っちゃうグルカルとともに

過ごしてカヌールが大好きなった。

まるで亡くなったじいちゃんとの思い出を再び味わうかにような3ヶ月弱。

その間にシュリカリアシュラムを病院でであったマリアに紹介されて

朋子さんと繋がり、アーユルヴェーダを理解する一つとして翌年2015年にヨガを学びにゴアへ。


それから4年。

ヨガを教える方には立つつもりではなかったけど、

ヨガを含めたアーユルヴェーダはとてもシンプルで

本来の生き方の基盤となるものだと、誰にでも使えて

誰にでも必要なもの。もっと自由に、もっと楽に生きていいんだと

伝えたくて、苦戦しながら4年も経った。


要領が悪いから、スムーズに進んでこなかったけど、

今じいちゃんと紅葉を眺めた雨引山・楽法寺でヨガをさせてもらってる。


檀家でもなければ、特別縁があったわけでもなく、

たまたまじいちゃんと最高の紅葉を見ておきたいんだ!と思って車を走らせてたどり着いたお寺。


あの時の息を飲むほどの真っ赤な紅葉は今でも忘れない。

じいちゃんが亡くなってから、たまに綺麗な空気を欲するとここにきていた。


振り返ってみるとすべてはじいちゃんの計らいなのか?と命日を前にして気がついた。


「何でもいいから一つこれだけはって仕事を持て。

そしたらどれだけ旅しようが、遊び回ろうがじいちゃんは何も言わん」

と珍しく真剣に言われたことがあった。


肉体での役目を終えてもなお、要所要所で私に道筋をつけてくれていると思ったら


大声でありがとうって叫びたくなるくらいの大きな大きな感謝と喜びの

感情があふれ出た。


元々、ご先祖様に守られていると感じながら育ってきたけど

やっぱり、じーちゃんには敵わんな〜。

5年前とは全く別物の大きな感謝をめちゃくちゃ美味しい空気を

味わえるほどになりましたと、観音様にもじいちゃんにもお礼を伝えて

今年は強く大きく進んでいきますと自分とも約束してきました。


大切な人との死別はストレスの中でも一番大きなもの。

当時は穏やかに看取ることができなかった。

そんな中でも告別式、葬儀のために葬儀社からカタログは届くわ、

お金の話にはなるわ、、、全く心が追いつかない。

でも告別式となれば気丈に振る舞っている自分がいた。

それもきっとじいちゃんを見ていたから自然と出た行動なのだけど、やはり

人には抱えられる度量があってね。

日が経つごとにぽっかり空いた穴が大きくなるんですよね。


インドに向かわせてくれたおかげで、もっとゆっくりでいい、

もっと力抜いていい、歳なんて関係ないよ!っと

元々大切にしてた感覚を取り戻すことができた。

いちいち行動や選択に意味を持たせようとする世の中がもう嫌すぎて

何にもとらわれずにもっとシンプルでいいんじゃないかと感じてた穏やかなところ

そこに立ち返れたこととは大きな財産にもなった。


ネガティブなことって自分を大きく成長させるきっかけでもある。

人に助けられながら大きくなってきたけど、やはり最後は自分。

生まれてから死ぬまでいつも一緒なのは、誰でもない「私」。

もし今、悲しいこと、不安なこと、怒りでもネガティブな感情が

あったとすれば、それは自分を本当の意味で大きくして行ける時なのかも。


ネガティブな感情に蓋をせず、呆れるくらいそれを味わってみるといい。

焦らず、自分のペースでゆっくり吐き出してみるといい。

自分も人も世の中も 一歩引いて俯瞰して見つめて

目の前で起きてること、自分の感情の動きも面白がってみるといい

自然と上向きにことは流れていくから。


2019年 今年は偽りなく恐れず前に進んでゆきます^^

雨引山のヨガはじめは13日 日曜日 10:00〜12:00となります。

改めて、今年もどうぞよろしくお願いします。






Ayur ~ Diya ~

いのち本来の喜びを生きる アーユルヴェーダ・ヨガ&more

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