ヨガを通して得るものは。

「頑張ること」に慣れた心と体に「肩の力をぬく」ことを染み込ませてゆきます。

リラックスした呼吸を通して、自分を緩めると本来持っている人間の深さに気がつきます。

無意識に呼吸に身をゆだねると、自然と心が解放されます。

そして内側から小さな光が顔を出す。

ヨガは新たに得るのではなく、もともと持っていたものに気づく時間です。

ヨガはユニバーサルサイエンス(生きるの基盤)

私がお伝えしている伝統的なヨガは、流行りのヨガではありません。

表面的に見れば「地味」で「退屈そう」な動きの連続です。

なので、鏡を前にエレガントにポーズをチェックしながら身体のラインを綺麗にしていくような

ヨガを望まれる方には「なにこれ?」「つまらない」「よくわからない」そう感じられることも多々あります。

ですが、不思議なことにこのヨガでリラックスした状態を味わうと自分の意識とは別に

無意識に身体が求めたりすることも確かです。


ヨガのインストラクターとしてよりも、ヨガの案内人として、私はみなさんの無意識に問いかけます。

「リラックス、リラックス」クラスの中では何度もこの言葉が繰り返されます。

頑張ることに慣れた私たちの心と体は、「休んではいけない」「〇〇できない自分はだめだ」

「みんなと同じにできなければ」と、リラックスすることに制限をかけます。

だからと言って、休めない自分を責めることはありません。

育ってきた中でただ「頑張る癖」「我慢する癖」「比べる癖」がついてしまった私たち。

自分の意識(わずか数%)とは別のところに、この概念が染み付いているので、

「こうしよう」と思ってもなかなかスムーズに流れることができないのです。

伝統的なヨガやアーユルヴェーダは「これは単なる癖なんだ」ということを気づかせてくれるツールです。

 

「神の存在から離れることが病気の始まり」

古典にある「病気はどこから始まるのか」の一文です。

私たちの現在の文化的習慣となっている「便利で手軽」「効率性・生産性UP」重視の社会は不幸な断片化を

作り出してきました。心をみずに表面的なことに囚われたきたことで、もともとあった精神性を失った私たち。

アーユルヴェーダ の言う健康とは「心・身体・魂」3つがバランスよく保たれて初めて言えること。

古代の人はたくさん天体・自然・自分たち人間を含めた生き物を観察して、神様から授かった知恵や命を大切に

繋げてきてくださいました。しかし、ここ数百年の間に人間重視の偏った社会に変わり果ててしまいました。


「まずはできることを」

世界中で悲しい事件が起こる今。

まずできることは、自分を本来の自分らしいところに帰していくこと。原点回帰です。

アーユルヴェーダ、ヨガ、タントラは私たちが人生を健全に歩んでいける指針となる健全な科学<生きることの

基盤>です。これらを元に「恐れ」をなくして、「喜び」をもって人生を経験してゆくことで、自然にスピリチュア

リティ(自己の神聖さ)も取り戻してゆきます。外側からではなく、自分の内側から自分を養っていくことは、生き

物としての「直感力」を養って、より健全な意味で自分らしくありのままで暮らしてゆける。

これこそ瞑想(ディヤーナ)。

要らないものを落として、一人一人が自分を許し・愛してゆくことでその丸く穏やかな空間が広がっていきます。


「呼吸」を通して「気」の流れを整える

健康的に生きていく上で、身体的に必要なものは「健全な体内システム」。

体は骨格や筋肉のみで作られているわけではありません。皮膚の奥には細胞、血液、リンパ、内臓などたくさん

存在しています。まずは「呼吸」を丁寧にしていくことで、この目に見えない体内システムが整ってゆきます。

クラスの中では様々なアーサナ(ポーズ)をしてゆきますが、全てをこなさなくても良いです。

ポーズを完成させること、周りの人たちのペースに合わせていくことに意識が向いて、「呼吸」が乱れてはヨガの

意味がありません。疲れたり、動きたくない時には大の字になって、休むこともヨガの内。


私のアーサナも完璧ではないし、そもそも誰かと比べる必要もないのです。

「比べる」と言う概念も捨てちゃいましょう。ヨガアーサナは自分の可能性を少しづつ広げていくもの。

なので、途中で寝てしまっても誰も咎めません。呼吸も意識も無意識にゆだねて、出てきた思考や感情に蓋をせず、

いいことも悪いこともそのまま見守るようにただ感じる。自分へのコントロールがなくなると、不思議と

外側へのコントロールしたい欲もなくなります。なので、これ以上リラックスできないと言うくらいに、

心・体を完全に解放してみてください。

焦らずとも、内側の不要なものが落ちると外側の変化も始まりますよ。


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自分の深さを知る時間
原点に帰る


学びの場

南インド・ゴアが私にとっては始まりの場所でしたが、現在はタイ・パンガン島でクラスを開催。

固定概念に囚われず、色々な変化を見せてくれます。

http://www.shrikaliashram.org