アーユルヴェーダとは

5000年も前からインドやスリランカに伝わる伝承医学
人間を包括的に観る古代の知恵


アーユルヴェーダの由来

    <アーユルヴェーダ Ayurveda>

    Ayus(生命=肉体・感覚器官・心・魂) 

         +

    Veda(科学、知識)


サンスクリット語で「生命の智慧」「生命の科学」「生命に関する知識」という意味

アーユルヴェーダは「伝承医学」でもありながら、

人生にとって何が大切で、幸福とはどんな状態かを教えてくれる暮らしに役立つ知恵袋です。


インドで生まれた古典ですが、仏教と同じくアジア各地に広がりました。


アーユルヴェーダ のはじまり

はるか昔に病気や死に苦しんだ人々が聖者に助けを求めたことから始まるようです。

人々の苦しみを聞いた聖者ダクシャ・プラジャパティは、宇宙創造の神ブラフマンに人々の苦しみを届けます。

そして、神様ブラフマンは自然の摂理を記憶し、その知恵を聖者に伝えました。

 

    宇宙創造の神ブラフマン

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    聖者ダクシャ・プラジャパティ

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    アシュウィニ兄弟

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    神様のリーダー・インドラ

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    アートレイヤ&バーラドワジャ(内科)

    カシャヤパ(小児科)

    ダンワンタリ(外科)


人間の聖者から天界にいる神様アシュウィニ兄弟へ伝わり、神様のリーダー・インドラに繋がります。

その後、インドラのお弟子さん、アートレイヤ、バーラドワジャ(内科)、カシャヤパ(小児科)、ダンワンタリ(外科)と伝わっていったようです。


人々を救うために「神様から授かった知恵」それがアーユルヴェーダ です。


アーユルヴェーダ の目的

・健康な方は、より健康で生きる喜びとともに幸せな人生を創造する

・不調を感じる方は、根本にある原因を見つけて改善する


アーユルヴェーダの健康の定義

身体・心・魂の3つに不調や恐れがなく、

喜びと幸せに満ち溢れている状態


アーユルヴェーダ の特徴

①アーユルヴェーダ は人を全体的(心・身体・魂)に観察します

 今ある症状だけでなく、家族構成やこれまでの人生の生き方、習慣などを含め、様々な視点から

 不調の元を探してゆきます

②自然界との調和が身につきます

 アーユルヴェーダのお薬はハーブ(薬草)や鉱物といった自然界からのいただきもので作られ、

 より自然を大切にする心が育ちます

③病気の方はその治癒に、元気な方は免疫力を作り健康の維持・増進に使うことができます

④アーユルヴェーダ は「予防」することが得意です

 予防は治療に勝るもの

 自分を知ることで、不調のサインを感じ、対処法が身につきます

⑥アーユルヴェーダとヨガは姉妹科学

 二つを暮らしに取り入れることで、ストレスや緊張感が減り、ホルモンバランスや感覚機能が整い、

 環境の変化に左右されず、心地よく流れていける

⑦様々な医療との相性がいい

 他の医療の優れた点を上手に取り入れることで、より良い解決法が見つかることもあります